膝が痛くて正座ができないその原因は神経?
「そもそも膝が曲がらなくて、正座ができない、、」
「正座をすると、足の甲が痺れたり、脚の調子が悪くなる」
「昔、正座をしていたせいか、膝が痛くて曲がらなくなってしまった」
とお悩みの方へ。
それは「神経」が原因の可能性があります。
膝を曲げて、体重を乗せて脚/足を圧迫することで、神経が圧迫されると、神経の流れが滞ったり、神経がむくんだり炎症します。
逆にいうと、神経の炎症があると、膝を曲げることや伸ばすことが出来なくなります。
つまり、神経が原因で膝が痛い、膝が曲がらない、足や脚が痛かったり痺れたりする原因になることがあります。
上記図は右ひざの裏側ですが、青い線が「脛骨神経/けいこつしんけい」といい、足の裏や指先まで伸びています。
有名な坐骨神経の枝分かれしたものになります。
膝を曲げることで、膝裏の神経は緩むのですが、太もも部分とふくらはぎも通過しているので、そこで圧迫されますし、臀部の方でも、正座の時の踵で、坐骨神経が圧迫されることもあります。
また膝の前側にも沢山の皮神経がありますが、それはテンションがかかってしまうので、神経の血流に問題が生じます。
そして神経の炎症があると、この神経を伸ばしたり縮めたりが痛くなるので、膝を動かしにくくなってしまいます。
また、上記図は足の甲ですが、この青い線は「腓骨神経/ひこつしんけい」といいます。(浅/深含めて)
正座をすることで、この神経にテンションがかかりますし、座ることで圧迫もされてしまいます。
つまり、正座は神経への負荷が大きい
正座を長時間することで、坐骨神経・脛骨神経・腓骨神経・膝の正面の沢山の皮神経・太ももやふくらはぎの皮神経など、沢山の神経にマイナスの影響が出てしまいます。
神経的にみたら、長時間の正座は残念ながら、お勧めできません。
改善方法
まず、正座の時間を減らすことです。
最近は、正座用のクッションも売っていたりしますし、足の甲にワタなどを引いたりして、少しでも圧迫の影響を減らしましょう。
あとは、正座をしなくてもいい時は、膝裏を伸ばして、足首をそらして(背屈)、正座と真逆のポジションを、楽な感覚が続く間、行ってみましょう。
そして、膝を曲げられない方は膝の裏の腫れ感やむくみがあるかを確認してみましょう。
その浮腫が減ると、膝が動きやすくなるケースがあります。
それでも改善しない場合
膝が痛くて曲げられない、歩けない、正座ができないとお困りの方は一度、ご相談ください。