太ももの痛みや痺れの原因①大腿神経
筋肉には「運動/うんどうしんけい」という神経があります。
日々の姿勢や動きによって、神経がストレスを受けると、流れが滞ったり、神経がむくんだり炎症します。
その神経の循環不全が、太ももの鈍痛、力が入りにくい、筋肉が痩せてくることの、原因になることがあります。
上記の絵の筋肉を通過している、青いラインが「大腿神経/だいたいしんけい」です。
ちなみに、この神経から伏在神経という皮神経も出ていて、膝の痛みにも関与します。
どんな方が影響を受けやすいかと言いますと、
・太ももの前を伸ばすストレッチをやり過ぎた方
・椅子に座る時間が多い方
・正座を長時間する方
・太ももの前の筋肉を鍛えすぎたり、使いすぎた方
・伏在神経という皮神経の影響が、この神経にも広まった方
です。
症状としては、
・太ももを押すと鈍痛がある
・太ももの筋肉が痩せてきた、力が入りずらい
・太ももの痛みや痺れ
・膝の内側の痛みや痺れ
・膝の曲げ伸ばしがやりづらい
・股関節の動きに違和感がある
・腰痛
・鼠径部痛
などです。(全部が必ずしも当てはまるわけではありません)
この神経がある筋肉を、強く押したりマッサージすると逆効果となります。
また強いストレッチも、ケースにはよりますが、痛みが悪化する可能性があります。
優しく神経のむくみを流す方法が最適となります。
また、神経の血流循環の問題が起こると、筋肉を緊張させて守ろうとします。
つまり、コリなどの筋緊張は原因ではなく結果です。
さらに運動神経の場合、力が入らないことや、筋肉を押すと痛きもちいという感覚が起こることもあります。
太ももの痛みや痺れも、神経が原因の場合は「神経痛」の一種となります。
その末梢神経から来る情報を脳が認識します。
ですので、脳を含めた神経系全体にフォーカスすることが大切となります。
お困りの方は一度、ご相談ください。