肩こりや五十肩の原因④腋窩神経
皮膚には「皮神経/ひしんけい」という神経があります。
筋肉には「運動/うんどうしんけい」という神経があります。
日々の姿勢や動きによって、神経がストレスを受けると、流れが滞ったり、神経がむくんだり炎症します。
その神経の循環不全が、肩こりや首こりの原因になることがあります。
上記の絵は、肩甲骨を後ろから見た図ですが、青いラインが「腋窩神経/えきかしんけい」です。
この神経は運動神経と皮神経に分かれています。肩の三角筋の運動神経&肩の皮神経です。
どんな方が影響を受けやすいかと言いますと、
・デスクワークで、キーボードやマウスを長時間使う方
・スマホをよく見る方
・運転をする方
・書き物をする方
です。
症状としては、
・五十肩のような症状
・肩こり
・首こり
・腕や手の痺れ
・結滞動作(後で帯を結ぼうとする動き)ができない、リュックから荷物を取れない
などがあります。
この神経がある筋肉や皮膚を、強く押したりマッサージすると逆効果となります。
また、肩を痛いのに回しすぎるのも、症状が悪化する可能性があります。
優しく神経のむくみを流す方法が最適となります。
また、神経の血流循環の問題が起こると、筋肉を緊張させて守ろうとします。
つまり、コリなどの筋緊張は原因ではなく結果です。
さらに運動神経の場合、力が入らないことや筋肉を押すと痛きもちいという感覚が起こることもあります。
肩こりや五十肩のような症状も、神経が原因の場合は「神経痛」の一種となります。
その末梢神経から来る情報を脳が認識します。
ですので、脳を含めた神経系全体にフォーカスすることが大切となります。
お困りの方は一度、ご相談ください。