親指の痛みの原因・正中神経/尺骨神経/橈骨神経
皮膚には「皮神経/ひしんけい」という神経があります。
筋肉には「運動/うんどうしんけい」という神経があります。
親指の動かし過ぎや、使い過ぎ、腕のひねり方によって、それら神経の流れが滞ったり、神経がむくんだり炎症します。
その神経の循環不全が、親指の痛み・しびれ・動かしにくさの原因になることがあります。
上記の絵は手のひら側ですが、青い線が親指に関係する2つの神経で「正中神経/せいちゅうしんけい&尺骨神経/しゃっこつしんけい」と言います。
また、親指の外や背面には「橈骨神経/とうこつしんけい」も伸びています。
どんな方が影響を受けやすいかと言いますと、
・パソコンのキーボードやマウスをよく使う方
・ペンで書き物をする方
・携帯電話を長時間、持ちながら見る方
・仕事で荷物を手で掴んで運ぶ方
・テニスでラケットを長時間使う方
・雑巾を絞る方
です。
特にキーボードやマウスを持つ手のポジション(握る)では、正中神経や尺骨神経がコントロールする筋肉が収縮して、神経が圧迫されますし、橈骨神経にも少しテンションがかかってしまいます。
症状としては、
・親指の鈍痛やしびれ、押すと少し痛い、動かしにくいなど。
・親指をストレッチしたくなる
などです。
この神経がある部位を、強く押したりマッサージすると逆効果となります。
優しく神経のむくみを流す方法が最適となります。(神経のルート全体に行う必要があります)
親指の痛みや動かしにくさも、神経が原因の場合は「神経痛」の一種となります。
その末梢神経から来る情報を脳が認識します。
ですので、脳を含めた神経系全体にフォーカスを向けることが大切となります。
お困りの方は一度、ご相談ください。