肘の痛みの原因②肘の筋肉で正中神経が圧迫される。
皮膚には「皮神経/ひしんけい」という神経があります。
筋肉には「運動/うんどうしんけい」という神経があります。
肘の動かし過ぎや、肘を伸ばしっぱなしにすることで、それら神経の流れが滞って、神経がむくんだり炎症します。
その神経の循環不全が、肘の痛みやしびれの原因になることがあります。(手にも影響が行く可能性)
上記の絵は右肘を正面から見た物ですが、青い線が「正中神経/せいちゅうしんけい」です。
ちなみに指まで伸びていますし、運動神経と皮神経(手と指)の両方を含みます。
回内筋という筋肉を通るところで圧迫もおきます。この筋肉は手首を内側にひねる動きで収縮します。
どんな方が影響を受けやすいかと言いますと、
・肘を伸ばしっぱなしにする方(体操やストレッチのやり過ぎなど)
・パソコンのキーボードの使い過ぎ(手首を内側にひねる)
・車の運転を長時間する(手首を内側にひねる)
・ペンで書き物を長時間するor勉強をする方。
です。
症状としては、
・手や指の違和感や痛みや痺れ
・手首を振りたくなる
・肘の正面が痛い
・手がこわばる
・首や肩もこる
・手根管症候群と似た症状
などです。
この神経を強く押したり、無理してストレッチをすると逆効果となります。
優しく神経のむくみを流す方法が最適となります。
肘の痛みも、神経が原因の場合は「神経痛」の一種となります。
その末梢神経から来る情報を脳が認識します。
ですので、脳を含めた神経系全体にフォーカスを向けることが大切となります。
お困りの方は一度、ご相談ください。