肘の痛みの原因③肘外側の筋肉で橈骨神経が圧迫。
皮膚には「皮神経/ひしんけい」という神経があります。
筋肉には「運動/うんどうしんけい」という神経があります。
パソコンやマウスの使い過ぎや、長距離の運転などで、それら神経の流れが滞り、神経がむくんだり炎症します。
その神経の循環不全が、肘の外側の痛みやしびれの原因になることがあります。(手にも影響が広がる可能性も)
上記の絵は右肘を外側から見た物ですが、青い線が「橈骨神経/とうこつしんけい」です。
運動神経と皮神経(手と指)の両方を含みます。これは指先の方まで伸びていきます。
また、少し奥にある回外筋という筋肉を通るところで、枝分かれした運動神経の圧迫もおきます。(図だと青色で、黄色も橈骨神経です)この筋肉は手首を外側にひねる動きで収縮します。
・外側に捻る動きで、神経が筋肉に圧迫される。
・逆に内側に捻る動きで、神経が引き伸ばされる(ストレッチ)。
どちらも不快感が増す可能性があります。
どんな方が影響を受けやすいかと言いますと、
・パソコンのキーボードやマウスの使い過ぎ
・車の運転を長時間する
・ペンで書き物を長時間するor勉強をする方
・雑巾絞りをよくする
です。
症状としては、
・手や指の違和感や痛みや痺れ
・手首を振りたくなる
・肘や前腕の外や後ろが痛い(鈍痛)
・首や肩もこる
などです。
この神経を強く押したり、無理してストレッチをすると逆効果となります。
優しく神経のむくみを流す方法が最適となります。
肘の痛みも、神経が原因の場合は「神経痛」の一種となります。
その末梢神経から来る情報を脳が認識します。
ですので、脳を含めた神経系全体にフォーカスを向けることが大切となります。
お困りの方は一度、ご相談ください。