膝の外側&膝裏の痛みの原因②総腓骨神経(坐骨神経の一部)
皮膚には「皮神経/ひしんけい」という神経があり、筋肉には「運動/うんどうしんけい」という神経があります。
長時間歩いたり走ったり、正座をしすぎたりして、神経の流れが滞ると神経がむくんだり炎症します。
その神経の循環不全が、膝の外側や裏側、ふくらはぎの上の方の痛みの原因になることがあります。
膝の裏の外側にある太い青い線が「総腓骨神経/そうひこつしんけい」と言い、有名な坐骨神経の一部です。この図で膝の近くで筋肉の間に入っているのは、運動神経や皮神経が混ざった神経です。また、この図で足の方まで伸びているのは皮神経です。
こういった筋肉のトンネルで神経はストレスを受けます。
どんな方が影響を受けやすいかと言いますと、
です。
症状としては、
・膝裏や膝の外側が痺れる、違和感がある、だるい。
・膝の曲げ伸ばしも嫌な感じがする(人による)
などの原因の一つとなります。
膝の裏や横を、強く押したりマッサージしたり、無理にストレッチすると逆効果となります。
優しく、神経のむくみを流す方法が最適となります。
筋肉は、神経の血流循環の問題が起こると、守ろうとして硬くなります。つまり、膝周囲の筋肉のコリは原因ではなく結果です。
さらに筋肉を押すと痛きもちいという感覚が起こることもあります。
膝の痛みも、神経が原因の場合は「神経痛」の一種となります。
その末梢神経から来る情報を脳が認識します。
ですので、脳を含めた神経系全体を癒すことが大切となります。
お困りの方は一度、ご相談ください。