セルフケア3つのNGポイントとペインサイエンスに基づく解決法
①自分で痛い場所を強く押したり、揉んだりする。
多くの方がやってしまうのが、強く押したり揉んだりするセルフケアです。
どうしても、痛い部位を刺激したくなるお気持ちはよく分かりますが、炎症が増えてしまうので、まずは最初にやめてみてください。
もちろん道具を使って押したり、家族の人や知人に強く押してもらうこともNGです。
これを止めるだけでも結構改善のスピードが速くなります。
②強くストレッチをやり過ぎる。
最近は、YouTubeでもストレッチのやり方動画が多く出回っていますが、どの神経に問題があるかを理解していないことが多いので、逆に悪化させることもしばしばあります。
まして、強くストレッチした方が効いた感じがするのですが、神経のダメージが増える可能性も高くなってしまいます。
もし、ストレッチをやるのであれば、優しく軽く伸ばすくらいにしてください。
③自分の感覚を無視する。
どんなセルフケアでも1番大切なのは自分の感覚を信じることです。
セルフケアをした後、なんとなく楽になったりするのか?逆に悪化するのか?それはご本人の感覚以外にはわからないので、セルフケアが終わった後、または翌日以降どうか?という視点を重視してください。
ただ、唯一信じてはいけない感覚は「痛気持ちいい」です。
これは痛みを与えた後に脳内から鎮痛物質が出ることで感じる、「一時的な楽さ」に過ぎないからです。
身体の末梢神経の問題は増えてしまうので、この感覚が生じた時は、強さを減らしてください。
ペインサイエンスに基づく、セルフケアの解決法
簡単に言いますと、上記3点を逆にすれば良いのです。
つまり、
痛いことをしないで、自分の感覚変化に注意を向けながら、優しくセルフケを行う。決してやり過ぎないこと。
です。
そして、次の日の朝、数日後に、少し楽になっているならば、正解の可能性が高いです。
その場の「超短期的なやった感」ではなく、数日かけて「長期的な楽さ」で判断してみてください。
しかし、セルフケアにも限界はあるので、お困りの方はご相談ください。